「新しいシャツ」

写真はwebマガジン 「rockin’on.com」からの引用


大貫妙子のむかしの曲に「新しいシャツ」という名曲がある。
この曲は、大貫妙子と坂本龍一が別れた時に生まれた曲らしい・・・

昨年の夏に発売された月刊誌「新潮」の中で、坂本が、お互い20代前半のころつきあって一緒に暮らしていたと告白している。

ある日、坂本龍一は彼女を残してひとり出てゆく・・・

のちに坂本は、この曲の彼女の歌詞を聴くとつい泣いてしまうと述懐している。(坂本龍一の泣いてる姿はイメージできないが)

僕は、まだ坂本龍一が一般的に知れてない頃からのファンで、ファーストアルバム「千のナイフ」をよく聞いていた。
当時から先鋭的で、尖ったキーボーダーとかいわれていた ・・ 笑

でも僕にとって坂本龍一は大貫妙子をはずして語れない。
大貫妙子はシュガーベーブ解散後、ソロで活動し始めた頃から坂本龍一のアレンジで、約50曲ちかくの曲を出している。
その頃の大貫妙子の曲が好きだ。

ふたりのつくった美しいメロディーは、当時の時代の混沌とした空気感と感性をいっぱい内包している。
おたがい、感傷という言葉は似合わないが、今きいてもなぜか心の片隅をヒリヒリとさせる。


坂本龍一さん、ありがとう。

今、信州松本は桜ふぶき・・・

「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが 人生だ。」

  井伏鱒二・(寺山修司のおまじない・・・?)